主な理由は2つあります。
1つ目は、現在の「日の出太陽の家」は周囲を山に囲まれています。近年、日本国内では、気候変動により台風や大雨による被害が以前より大規模になっています。「日の出太陽の家」でも、ここ数年台風や大雨による建物、敷地に対する被害が見られるようになり、リスクが高まっています。そういったことから現在の「日の出太陽の家」は非常時の避難行動が難しいご利用者が1年365日の生活を営む場としては適さなくなってきています。
2つ目は、現在の「日の出太陽の家」は昭和62年に建設されました。建設当時はご利用者も若く、活動も活発で施設の設備も、その当時のご利用の様子を想定してつくられました。しかし、30有余年経った現在、ご利用者の高齢化が進み、建物の老朽化とともに、介護等に必要な設備がご利用者に対応できなくなってきました。